学校長あいさつ

 宮城県松山高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

 本校が位置する松山地域は、伊達家重臣であった茂庭氏が治めた城下町で、古い町並みが残り、風情を感じられるところです。昭和7年、町立松山女子専修学校として開校以来、学制改革を経て、昭和55年に宮城県古川女子高等学校松山分校から宮城県松山高等学校として独立しました。現在は各学年普通科・家政科1学級ずつの小規模校ですが、校訓「意欲 創造 規律 連帯」、校是「至誠 感恩」のもと、46年の歴史と伝統を継承しています。

 

 本校は『学ぶ楽しさ』『自分を創る』『共に学び、共に生きる』を三つの柱に、「生徒一人ひとりが輝く学校づくり」に取り組み、学校生活の様々な場面で生徒たちが積極的に活動して成長していけるような場を数多く設定しています。

〇『学ぶ楽しさ』

『学習者エージェンシー(学びの舵取りができる生徒)』育成を目指し、学びのユニバーサルデザイン(UDL)の視点を取り入れた授業を展開しています。

 

〇『自分を創る』

自分らしく生きるための指針を見つけるため、「ちゃれんじ松高生」(キャリア教育等)や探究学習・課題研究等、様々な取組を設定し、楽しくのびのびと学ぶ環境づくりをしています。

 

〇『共に学び、共に生きる』

「ソーシャルスキルトレーニング(SST)」「共生社会理解教育」「ほっこりカフェ」等、多様性を理解して、豊かな人間関係をつくる社会性育成のために取り組んでいます。

 

 普通科では、多様な進路に対応した教育課程を編成し、数学・英語ではTT(ティーム・ティーチング)・習熟度別等、少人数できめ細かな指導による授業を展開しています。また3年間をとおして家庭科を学び、家庭・地域の生活課題を主体的に解決する能力と実践的な態度の育成を目指しています。

 

 また家政科では、「調理」「被服」「保育」の3つのコースを、自分の進路や適性等に合わせて2年生から選択し、専門的に学ぶことができます。

【調理コース】プロの技を間近で見る等、恵まれた環境の中で調理技術等を学びます。

【被服コース】基本からドレス等のデザイン・制作まで、被服制作の技術と知識を学びます。

【保育コース】年8回程度の保育実習を含め、保育の知識とスキル習得に向けて学びます。

 

 その他にも「自分が思い描いた未来を想像(創造)する」ため、地域の協力・支援をいただき、インターンシップや福祉学習、ボランティア活動など、様々な活動から人や社会との関わりを学びます。

 

 「夢に向かって学びたい気持ちを応援し、なりたい自分を創るため、みんなと共に歩んでいく。」それが松山高校です。

 

 令和7年4月

                 宮城県松山高等学校校長 西條 崇史